海外旅行と歯医者さん

私の口の中は銀歯だらけです。小さい頃からどうも虫歯になりやすい性質らしく、しょっちゅう虫歯が出来ては歯医者さんのお世話になり、口の中にたくさんの銀歯をこしらえることになりました。銀歯ないしコンポジットレジンが施されていない健康な歯は、私の口の中には上下の前歯4本ずつの計8本しかありません。こんなことですから、私は今でも頻繁に歯医者さん通いをしています。ところが一年前、私はふと長期旅行に出かけたくなりました。アジアの国々を数ヶ月かけて回りたいと思ったのです。しかし、長期旅行をするからには歯が心配です。海外で虫歯治療をするのはまっぴらごめんですから、旅に出る前に国内で歯を直しておかなければなりません。そこで出国の2ヶ月前から私は足繁く歯医者に通い、不安な部位を直してもらうことにしました。しかし旅先ではやっぱり銀歯が外れてしまいました。幸い神経を抜いた歯だったので痛みは感じないのですが、それでも冷たいドリンクを飲むとしみたりします。現地で歯医者さんを探そうかと迷いもしました。しかし言葉もうまく通じない相手に口の中をいじられるのは不安があります。そのため、それから3ヶ月後に帰国するまで、歯はそのままにしておきました。旅を終えて帰国して何が一番嬉しかったかといえば、行きつけの歯医者さんに通えることでした。歯医者はやっぱり行きつけにかぎりますね。